こんにちは!鉄太郎です。 
NFLではWeek2が終了しました。

スティーラーズはブロンコスを
ハインツフィールドに迎えてのホーム開幕戦。
どのような結果となったでしょうか?

それでは見ていきましょう(≧▽≦)

■目次

【Week2】・ハイライト

◎ハイライト


DEN
21PIT26

勝ちに不思議の勝ちあり。
そんな2勝目だったでしょうか。
見どころの記事で触れた、
「ショートパスで組み立てる」
「高身長のレシーバー対策」
という2つのポイントの内、
前者は上手いこと出来ましたね。
WRジョンソンが縦横無尽に活躍しました。
一方の後者は要所要所でやられました...
WRサットンTEファントのコンビは
非常に厄介でしたね( ̄▽ ̄)

それでは反省すべき点も多かった、
Week2について振り返っていきましょう!


【Week2】スティーラーズ O#

◎WRクレイプール鮮烈デビュー
2020年ドラフト2巡49位指名のクレイプール。
この試合では3REC, 88YDS, 1TDと大活躍。
縦に一発ぶち抜いた84ヤードのTDキャッチは
結果として試合を決める一撃となりました。
見どころで紹介していた身としては、
めちゃくちゃ嬉しかったり・・・笑

大学時代よりシェイプアップして
スピードが増した印象がある彼ですが、
徐々にNFLに慣れさせる首脳陣の起用法に
感謝しているとの本人の弁もありました。
人物としては既に成熟していそうです。
このまま順調にNFLとスティーラーズの
水に馴染んでいくことが出来れば、
どんなプレイヤーになるのでしょう?
とても楽しみですね(≧▽≦)

◎Okorafor & Dotson Next Man Up !!
RTオカフォーとRGドットソン
オカフォーは3巡指名の3年目、
ドットソンは4巡指名の1年目という若手コンビが、
試合を通じてラインの右側を守り抜きましたね。

正直な話、ここまでやってくれるとは思っておらず、
多少やられても目をつぶろうと考えていましたが、
許したのが1SACK, 3QBHTSだけの望外の出来。
この試合の勝利の立役者と言っても良いでしょう。
ベンが大のスティーラーズファンである、
ドットソンの親父にゲームボールをあげろと
渡したこともそれを物語っていますね(/・ω・)/

RTにはオカフォーが先発として定着。
RGではデカストロの後継者として
ドットソンが控えているということになれば、
ここ数年の課題であったOL高齢化の問題にも
光が差してきたと言えるのではないでしょうか。
くれぐれも怪我に気を付けて次戦以降も
頑張って欲しいですね(*´ω`*)


◎復活のRBコナー&WRジョンソン
RBコナー16CAR, 106YDS, 1TD
WRジョンソン8REC, 92YDS, 1TD
彼らの活躍で点を取ることが出来ました。

コナーは怪我明けの一戦でかつ、先週はスネルが
100ヤード超えの激走を見せましたので、
お尻に火が付いたようなプレーでしたね。
まあスネルのボールセキュリティの問題で
コナーが使えるならコナーの方を
優先にとなったのでしょうけども・・・
もっとランプレーを増やして
タイムコントロールをするためにも、
コナーの益々の活躍が期待されます。

ジョンソンはこの試合でも最初のプレーで
ハンドオフをドロップという・・・
しかしその後あわやのリターンTD未遂も含めて
縦横無尽の大活躍を見せてくれました。
今後も類まれなRACの才能を生かして、
ジュジュ、ワシントン、クレイプールと共に
ビッグベンを男にしてあげて欲しいですね


【Week2】・スティーラーズ D#

Steel Curtain 2.0
7SACK, 13TFL, 19QBHTSとかいうスタッツ笑
現代版スティールカーテンですね(≧▽≦)
2.5サックを記録しているTJワット
化物なのはさておくとして笑、
ハーグレーブが抜けたNTのポジションを
タイソン・アルアルが見事務めていることが
チームにとって非常に大きいです。

一巡祭りのD#の記事でも紹介しましたが、
彼は2010年ドラフト1巡10位指名の選手。
元々のポテンシャルは凄いわけです。
しかし33歳になっての新天地での活躍は
純粋に凄いとしか言いようがありません。
今後も頼みまっせ(/・ω・)/

◎苦戦を強いられたDB陣
CBヘイデンのインターセプトこそあったものの、
試合を通して相手のパスオフェンスに苦戦。
確かに相手が良かったということも事実ですが、
今の面子であれば、もっと出来るはず。
特にTEをどうカバーするのかについては、
早めに解決策を見出したいところ。
Super Bowl Contendersには
大抵リーグ屈指のTEがいますから。。。
その解決策としては、恐らく民家さんが
鍵となるかなと思います。
アラバマ大の時に見せたポリバレントな
スキルを今こそ発揮してくれたら嬉しいですね(*^^)v

◎ブリッツバーグの再来
上述のスティールカーテンによる
プレッシャーに加えて、LBやDBによる
変幻自在のブリッツがD#の真骨頂。
この試合でもNCBヒルトンSエドモンズ
1つずつサックを記録しました。
相手のO#を混乱させるようなディスガイズを
今シーズンは更に多く採用している気がします。
D#のスターターが全て2年以上
在籍しているからこそ出来る熟成の技。
ブリッツによるサックがモメンタムに
与える影響は大きいため、
今後の試合でも大切な要素となるでしょう。
今シーズンを楽しむポイントの
1つかなと思っていたり(*´ω`*)


【Week2】・スティーラーズ 総括

◎ミスが続いたweek2
クリーンポケットからのベンのインターセプトパス。
時間を使うドライブでスネルのファンブル。
勝ち越している状況でギャンブル失敗。
3rd downで複数回やってしまったDPI。
ここら辺の自滅行為を一つ一つ
無くしていかなければなりません。

勝った試合であるからこそ、兜の緒を締めよ
ということで同じ失敗をしないように
改善してくれたら嬉しいですね。
特に2試合連続でファンブルしたRBスネルの
ボールセキュリティは早めに修正を・・・
当然今後は彼の力も必要ですので。

◎今後のスケジュールについて
スティーラーズはこれから
テキサンズ→@タイタンズ→イーグルス
→ブラウンズ→@レイブンズ
というBye Weekまでのスケジュール。

翌週からはAFC南地区連戦→イーグルス。
いずれも昨年プレーオフ進出チームとなります。
ここを2勝1敗で乗り切ることが出来れば
プレーオフが朧気ながら見えてくるかも...
真価が問われる3連戦となりそうですね。
同地区と当たる前に良いポジションに
つけられるように一戦一戦取って行きましょう。
どうやら今年の秋田地区は強そうなので


【Week2】・ブロンコス O#

◎QBロックとWRサットンが怪我・・・
ただでさえ怪我人が多いブロンコス。
そこにQBロックとWRサットンが
加わってしまいました・・・
ロックは2-6週間アウトで
サットンはまさかのシーズンアウト。
世代交代が完了して、いよいよ今年!
という中での怪我はチームにとって
あまりにも痛すぎます。。。
ロックには早めに万全な状態で
戻ってきて欲しいなと願います。

不幸中の幸いであったのは、
代役として出場した選手が活躍したこと。
QBドリスケル18/34, 256YDS, 2TD, 1INT
というスタッツでパス成功率こそ低いものの、
決められるパスを長短バッチリ決められて、
対戦相手としては、とても厄介なQBでした。

レシーバー陣ではルーキーが代役。
ルーキーWRコンビのジュディハムラー
それぞれ4REC, 62YDS3REC, 48YDS
上々の結果を残したのではないでしょうか。
思えばサットンも昨年二大エースだった
サンダースを49ersにトレードした後に
更に成長してプロボウルに選出されており、
今後サットンというエースを欠く中で
彼らがどのような成長を示してくれるか、
それを楽しみにしたいところです。

◎頂点へと手をかけつつあるTEファント
2019年ドラフト1巡20位指名の
TEノア・ファント
。この試合でも
4REC, 57YDS, 1TDと活躍を見せました。
これでも止めた方かなという感想だったり...笑
実際終盤にやられだすまでは、
きっちり抑えられていたんですけども、
そこはスター選手。1試合を通じて
消えることはまず無いですね( ̄▽ ̄)
LBブッシュとの1on1の状況を作られて
TD→2ポイントを連続で決められたのは
ファントならではだったと思います。

2年目のブレイク目前の彼は、
KCケルシーSFキトルPHIアーツという
TE界の3将に挑む筆頭でしょう。
BALアンドリュースLVウォーラー
共に次代を担うTEになること
間違いなしですね(*'▽')
イーブロンも頑張って欲しいものです。


【Week2】・ブロンコス D#

◎狙われたルーキーCBオジェムディア
FAで補強したボウイエの欠場で先週に
続いての先発となったCBオジェムディア。
2020年ドラフト3巡77位指名の
アイオワ大出身の選手です。
キャンプも制限され、プレシーズンも中止で
ぶっつけ本番という新人には厳しい環境・・・
それに加えてCBというポジションはNFLに
慣れるまで時間がかかります。
DETオクダLVアーネットCHIジョンソン
MINグラッドニーなどなどのルーキーが
各地でプロの洗礼を浴びる状況で、
彼も例外では無かったということでしょう。
しかし早めに理想とする位置との
ギャップを知るのは良いことです。
伝統的に優れたCBを輩出してきた
ブロンコスのディフェンスですから、
今後の成長に期待ですね(*^^)v

しかしベンはそういう狙い撃ちが大得意。
良い意味で性格が悪いというか・・・笑
2018年のCAR@PITの一戦にて、
調子に乗る新人CBジャクソンをABと共に
ボコボコにする様がAll or Nothing
パンサーズ編に収録されています。
即落ち2コマみたいな感じで面白いので、
気になる方は是非ご視聴ください。
シーズン4のエピソード5です。

◎これからのD#を引っ張る中心選手
EDGEボン・ミラー
が抜けた今、
誰がこの役目を担うのか?
EDGEチャッブSシモンズが筆頭でしょうか。
編成的にどうしてもO#へのテコ入れが中心で
ドラフトでもO#の選手を上位で
指名する状況が続いているブロンコス。
恐らく同地区のチーフスのように
O#で打ち勝つチームを目指しているように
見えますが、あちらもDLジョーンズ
EDGEクラークSマシューといった
D#の中心選手は強力です。
彼らのような選手にチャッブやシモンズが
なれるかどうかがD#にとっては一番の
ポイントとなるかもしれませんね。


【Week2】・ブロンコス 総括

◎HC, OC, DCの手腕が問われる今シーズン
怪我人の続出で、もはや当初想定していたような
戦力では無くなってしまったブロンコス。
こんな逆境下だからこそ、コーチ陣の手腕が
問われるのではないでしょうか。
HCファンジオDCドナテル
ベアーズからやってきて2年目、
OCシャーマーはジャイアンツから
やって来て1年目のシーズン。
それぞれブロンコスでの年数は浅くも、
NFLで長年の経験と実績を有するベテラン。
この状況をどのような方法で
やり繰りするのか、見ものですね。

フランチャイズが誕生してすぐの70年代は、
低迷が続くも、QBエルウェイが加入後の
80年代以降は負け越しが続くことが
無かったという強豪ブロンコス。
今ではGM職についているエルウェイは、
O#を中心に良い選手を集めている印象ですし、
その選手達を操る現場の出番が今、
来ているのではないでしょうか。

◎今後のスケジュールについて
ブロンコスはこれからバッカニアーズ→
@ジェッツ→@ペイトリオッツ→ドルフィンズ→
チーフスというBye weekまでのスケジュール。
特筆すべきはAFC東地区との3連戦。
西にあるデンバーからの移動が大変ですね。。。

QBロックの怪我が2~6週間ということで、
Week8のBye Week近くまでかかる見込み。
ここまでに何とか踏ん張れるかどうか。
その意味でもAFC東地区との3連戦を
どのような結果で終えられるかが、
鍵を握るのではないかと思います。

そしてWeek8のホームでのチーフス戦に
何とか勝って勢いに乗りたいところ。
そこから後半に同地区対決が5戦ある
スケジュール生かして、昨年同様の
終盤の追い上げを期待したいです。

個性が強い4チームが揃うAFC西地区からも
目が離せないですね(/・ω・)/


【Week2】・最後に

以上2020年シーズンのホーム開幕戦
Week2ブロンコス戦を振り返って参りました。

次週はホームでテキサンズ戦です。
@チーフス→レイブンズという気の毒な
スケジュールで連敗中のテキサンズ。
いまいち波に乗り切る前に当たるのは
僥倖だと言えるでしょう。
とはいえこちらはあくまで挑戦者。
2-0と0-2の対決でも、
昨年も一昨年もプレーオフの進出を
争って敗れたチームですので、
挑む気持ちを忘れてはなりません。

ちなみにWeek12のレイブンズ戦まで
スティーラーズはプライムタイムなし。
これが意味するものを推して知るべしでしょう。
つまりWeek12の時点で絶好調のレイブンズと
地区優勝を争えるぐらいのチームであるかどうか、
それを図られている訳ですね。
そういう訳でWeek12の時点でダメだったら
以降の2つのプライムタイムが時間変更!
ということに相成りそうなスケジュール。
果たしてどこまで勝ち進められるのか?
応援する身としては、期待する他ありませんね。

それではここまでお読み頂いた、
読者の皆様、ありがとうございました。
次回は「Week3 HOU@PIT 試合日程と見どころ」
の記事でお会いいたしましょう。

鉄太郎でした


NFL 2020 カラー写真名鑑 (B.B.MOOK1500)
ベースボール・マガジン社
2020-08-31