2019年09月

Week4 CIN 試合日程と見どころ


先日の記事で紹介したフロムとタゴバイロア。
どちらかがベンガルズに行くことは
絶対に避けねばならないのだ・・・
なので虎さんはスティーラーズ以外の試合で
頑張ってねとわがままなことを思ったり笑

そんなベンガルズとの今シーズン初の同地区対決
であるWeek4の日程と見どころについて
簡潔にまとめておきたいと思います。


Week4: CIN@PIT
■キックオフ:
日本時間 2019年10月1日(火) 09:15
ESPN MONDAY NIGHT FOOTBALL


CIN
目下三連敗中のベンガルズ。
36歳のHCザック・テイラー新体制での
初勝利はお預けのままとなっています。
スタッツとしては#Oのうち
パスは3位、ランは32位と極端な数字に。
#Dでもパスは12位、ランは31位
相手に走られ、こちらは走れず、
という状況が目に浮かぶ数字ですね。
とはいえナイナーズに大差で負けたのを
除けばweek1シーホークスとweek3ビルズに
僅差の接戦を演じていますので、
あと少しのスパイスで変わる可能性があります。

#OではバストのはずだったWRロスが覚醒気味。
week4も欠場のグリーンの穴を見事埋めています。
一方OLがあまりよろしくありません。
プライス→ジョナーと2年連続で指名した
1巡選手が先発になれていないのは痛手です。

一方#DではDLアトキンス以外
プレーメイカーが不在です。
DB陣に不安がある中、ここまでは
破綻はあまりなく来ているかと思います。
ここから欠場する選手が増える中で、
どのようにやりくりするかが問われる
のではないでしょうか。

いずれにしてもダルトンにとっては
正念場のシーズンですので、
同地区としては勝ち過ぎず負け過ぎず
で行ってほしいですね笑

・Game Status
WR A.J. Green (Ankle)- Out
DT Ryan Glasgow (Thigh) - Out
DE Carl Lawson (Hamstring) - Doubtful
DE Kerry Wynn (Concussion) - Out
OT Cordy Glenn (Concussion) - Out

グリーンの復帰は翌週以降に。
グリーン、ボイド、ロスと3人揃うと
NFLトップクラスになってしまうので、
正直なところ凄く助かります笑


PIT
同じく3連敗中のスティーラーズ。
開幕3週で秋田地区は3-9と最弱に...
week4の同地区対決で仕切り直しを図ります。
今週もニューカマー。
TEバネットをシーホークスから獲得しました。
彼についてはこちらの記事で。

#Oではラン守備ブービー賞のベンガルズ
相手にRBがどこまで走れるかが鍵です。
コナーがもちろんエースですが、
サミュエルズにも機会をあげて欲しいですね。
また相手DB陣の隙をついての
ロングボムをOklahoma Stateコンビには
決めてほしいです。理想としては、
ワシントンのディープでのキャッチから
コナーのランで点を重ねてくような
オフェンスを展開したいところです。

#Dではフロント7が重要です。
しっかりとランを止めて、
ダルトンに終始プレッシャーを
かけ続けることですね。
ここまでサックの少ない両OLBには
是非とも複数回サックをかまして欲しいです。

ここまで競り負けている試合が多いので、
一つ勝てば流れが変わる可能性もあります。
ホームでのベンガルズ戦という
Must Winな試合でどのようなゲームを
見せてくれるか今から楽しみです!

・Game Status
FB Roosevelt Nix (Knee)- Out
LB Vince Williams (Hamstring) - Out
LB Anthony Chickillo (Foot) - Out
TE Vance McDonald (Shoulder) - Doubtful
LB Jayrone Elliott (Hamstring) - Questionable

怪我人がさらに追加。
マクドナルドは恐らくアウトでしょうか。
やはりニックスとビンスがいないのは痛いですね・・・


ベンガルズ#O vs スティーラーズ#D
とにかくダルトンに気持ちよくプレーを
させないことが肝心要。
WRのビッグプレーは民家さんが許さない
でしょうが、TEアイファートは要注意。
今週もターンオーバーを奪う守備を
見せてくれると期待しています。

スティーラーズ#O vs ベンガルズ#D
とにかく先行して有利に進めたいので、
試合開始からガンガン投げ込みたい。
そろそろルドルフとレシーバー陣の息を
合わせたパス攻撃が見たいですね。
先行した後バネットのブロックのもと、
RB陣がゴリゴリ走って時間を使うような
プランの遂行が求められます。


以上日程と見どころを見てきました。
PFFでは/8がスティーラーズの勝利予想です。
絶対に負けられない一戦がここにはある。
フラグでないことを祈るばかりですが笑

この試合を完勝してレイブンズを
迎えたいところですよね。
レイブンズには昨年ホームでやられていますし。
3-3or2-4でByeなら、まだまだプレーオフ
が狙えると思っておりますので、
この序盤の厳しい状況をチーム一丸となって
乗り越えて欲しいところです。

それでは2019年シーズン初勝利を祈って
筆を置きたいと思いますって書くの4回目...
鉄太郎でした。

Here We Go!



Jake Fromm vs Tua Tagovailoa (タゴバイロア編)


前回のフロム編に続くタゴバイロア編。
いやはやしかし、ドラフト厨としては
書きたいことが多すぎて困ります...

とはいえただの紹介と個人的な感想なので、
そこは悪しからず笑


Tua Tagovailoa

とぅあ

~簡単な略歴~
・Born:March 2, 1998 (age 21)
     Ewa Beach, Hawaii
・Height:6 ft 1 in (1.85 m)
・Weight:218 lb (99 kg)
・College:Alabama (2017-)
・2018 Orange Bowl Offensive MVP
・CFP National Champion (2017)
・College Football Playoff National
 Championship Offensive MVP (2017)
・SEC Champion (2018)
・Heisman Trophy runner-up (2018)
・SEC Offensive Player of the Year (2018)
・First-Team All-SEC (2018)
・Consensus All-American (2018)

高校まで
ハワイで生まれハワイで育ったタゴバイロア。
小さい頃からボールを投げていた彼は
サモア系アメリカ人フットボーラーとしての
エリート街道を歩みます。具体的には
同じサモア系のMarcus Mariotaが通った
高校で修行を積んで活躍しています。
ハワイということもありfour-star recruitの評価。
それでもマリオッタの出身校Oregonなど強豪から
誘いを受けた彼は一番熱心だったとされる
Alabamaに進学するのでした。HCセイバンが
一目惚れしたことはあまりにも有名ですね。

大学時代
true freshmanシーズンはJalen Hurts
バックアップとしてスタート。
しかし数少ないチャンスで鬼のような
アピールを続けて徐々に出場機会が増加。
遂にNational ChampionshipでMVP
勝ち取り立場を逆転させたのでした。

迎えたSophomoreシーズン。
先発を揺るぎないものとした彼は強力な
チームメイトとともに快進撃を続けます。
ひざの怪我と戦いながらのシーズンでしたが、
結果としてメイフィールドの残した
パサーレーティングの記録を打ち破るなど
無双のシーズンとなりました。
しかしClemsonとのNational Championship
では2つのインターセプトを喫してしまいます。
チームとしても相手の新星QB Trevor Lawrence
やられて敗北。悔しさの残るシーズンでしたね。
Heisman Trophyは後の全体1位である、
OklahomaのQB Kyler Murrayに取られましたし、
今年は是が非でも取りたいでしょう。

そしてJuniorシーズンである今年。
Jalen HurtsがOklahomaへと転校しました。
メイフィールド→マレーと続く黄金の
QBリレーを受け継ぎましたし、
彼も2020年ドラフトの1巡候補です。
一方Alabamaと言えば毎年のごとく
ドラフトされた選手が抜けたものの、
今年も莫大な戦力を有します。
特にWR陣は史上最高かもしれない面々が
揃っており、中でもタゴバイロアのメインウエポン
WR Jerry Jeudyはまさしくフリオ・ジョーンズの
再来と言える化け物で、ドラフトではTOP5で
お呼びがかかるのではないでしょうか。
クレムソンが抜けた戦力の代替に苦労している
今シーズンは王座奪還といきたいところです!

選手としての特徴
タゴバイロアのスタッツはこちら

Strengths
・パスのコントロールが非常に正確で
 インターセプトがほぼないこと。
・NFLでも通用しそうなモビリティを
 持っていること。
・先発二年目にして数多くの大舞台を
 経験済であること。

Weakness
・怪我が多いこと。特に膝に持病。
・サイズが少々不足していること。
・最近絶滅危惧種の左利きであること。
・チームメイトが強すぎること。

メンタル面
一年目から出れば活躍したように
心臓に剛毛が生えているレベルの
強心臓の持ち主。
キャラクター面で問題は見当たらない。

NFL選手で例えると?
タイタンズのMarcus Mariota。

流行りのデュアルスレッド型QB
完成版みたいな選手。
オクラホマのハーツもいますが、
2020年ドラフトのQBクラスでは
圧倒的一番のポテンシャルを
持っていると思います。
一方で弱点として挙げた諸々の点の
一つ一つが怖いポイントで、
特に怪我持ちなのは指名を躊躇する要因に
なってしまうかもしれませんね。
今シーズン明らかに庇うような
プレーを続けていますし...
Boom or Bustの最たるQBと言えそうです。
 
Jake Fromm vs Tua Tagovailoa どちらを選ぶ?
これはかなりの難問です笑
完成度のフロム、ポテンシャルのタゴバイロア。
指名するチームによって変わってきそうです。
残念ながら1巡はありませんが、
仮にスティーラーズが指名する妄想なら
Jake Frommです。QB以外のポジションに
タレントがある程度揃っているなら、
フロムをルーキ契約のサラリーで使える
メリットが莫大ですのでね。
現状戦車道まっしぐらで全体1位になりそうな
ドルフィンズの指名とすると、
やはりTua Tagovailoaをオススメしたいです。
タゴバイロアは彼一人で試合に勝てるQBに
なれる可能性を秘めていますから。
それに一からチームを作り直す時に
左利きQB仕様のチームに出来ることは、
他のチームに比べて優位性があるでしょうし。


以上後編ではタゴバイロアを
主として紹介して来ました。
いずれにしても今シーズンが終わって、
コンバインまで完了してからの最終評価と
なりますから、気長に待つ他ありませんね!
それでも順調に行けばタゴバイロアとフロムが
2020年ドラフトのNo.1 and No.2だと
信じておりますので、怪我だけには
慎重過ぎるくらいに気を遣って、
恐らく最後のカレッジフットボールの
シーズンとなる、このJuniorシーズンを
全力で駆け抜けていって欲しいです。

そして願わくば、
2020 College Football Playoff
National Championship

アラバマとジョージアの試合とならんことを。
始まりも終わりも、
Jake Fromm vs Tua Tagovailoa
そうなるストーリーに期待して
今回は筆を置きたいと思います。

ただ足元ではネクストPeyton Manningとの
呼び声高いTrevor Lawrenceが虎視眈々と
王座を狙っていますので、
クレムソンには気をつけてね笑

鉄太郎でした



Jake Fromm vs Tua Tagovailoa (フロム編)


前回に続いてQBの話をば。
アメフトというスポーツはつまるところ、
この花形ポジションで決まりますので、
いくら語っても語り尽きないものです。

目下カレッジフットボールを賑わせており、
ドラフトではワンツーフィニッシュ
間違いなし?と予想される2人のQBについて
比較してみたいと思います。
すごく長くなったので、
今回は前編となるフロム編です笑


Jake Fromm

ふろむ

 ~簡単な略歴~
・Born:July 30, 1998 (age 21)
     Warner Robins, Georgia
・Height:6 ft 2 in (1.88 m)
・Weight:220 lb (100 kg)
・College:Georgia (2017-)
・SEC Freshman of the Year (2017)
・Rose Bowl Champion (2018)
・SEC Champion (2017)

高校まで

フロムはジョージア生まれのジョージア育ち。
高校に入るまでは野球、高校からはフットボールと
王道を歩み高校時代もQBとして大活躍。
Rivals.comとScout.comからfive-star recruit
評価を受けた彼は当初Alabamaに入学する予定
だったのですが、翻意して地元のGeorgiaへ
入学したのでした。後にたくさんのQBの運命を
変えることになる選択でしたね。

大学時代
入学したてのtrue freshmanシーズンは
ひとまずJacob Easonのバックアップとして
スタートしますが、開幕試合でイーソンが怪我。
その後すべての試合でスターターを務めました。
シーズン最後の2018 Rose Bowlでは、
現ブラウンズのメイフィールド率いるOklahoma
に二度のオーバータイムの末勝利をおさめます。
このローズボウルは試合展開から出場選手まで
ピカイチで非常に面白いので、お時間のある方は
是非視聴してみてください!
続くアラバマとのNational Championship
とんでもない試合となりました。
こちらの試合の方は必見です笑
後ほど詳細にお伝えしますね。
こうして鮮烈なデビューシーズンを送ったフロムは
イーソンから先発の座を奪取することに。
その結果イーソンはワシントンへと転校します。
彼も来年2020年ドラフトの1巡候補だったりします。

迎えたSophomoreシーズン。
イーソンの代わりに加入したのはJustin Fields。
この選手もまたfive-star recruitのQBです。
しかしフロムは全く寄せ付けず、
二年目も全試合先発を務めました。
その結果フィールズはOhio Stateに転校します。
彼も再来年2021年ドラフトの1巡候補...
1巡候補に名の挙がるQB達が勝てないと判断する
のですから、フロムの凄さが分かりますね。
二年目はチームとして結果が残せませんでしたが、
フロム個人としては順調にスタッツを伸ばした
シーズンでした。

そうしてJuniorシーズンである今年が始まりました。
今年のBulldogsには全米一のRBとの呼び声高い
D'Andre Swiftもいますし、是非勝ち上がって
タゴバイロア率いるアラバマとぶつかって欲しいですね!

選手としての特徴
フロムのスタッツはこちら

Strengths
・パスのコントロールが圧倒的に正確なこと。
・守備を読み迅速かつ的確な判断が下せること。
・丈夫でかつ試合ごとの好不調の波が少ないこと。
・ここぞの場面でクラッチパスを決められること。

Weakness
・圧倒的な肩の強さはないこと。
・チームメイトのRBの能力が非常に高く、
 大いに助けられ過ぎていること。
・身体能力は波であるので爆発力は足りないこと。

メンタル面
冷静沈着さと最後までプレーを諦めない熱さを
併せ持っている。リーダーシップについても
圧倒的で現ブルドッグスは
彼なしでは試合が出来ないとまで。

NFL選手で例えると?
ラムズのJared Goff。

一言でいうと勝てるQB。
defense-heavyなSECにおいてチームを
文字通り引っ張っている稀有なQBでしょう。
特筆すべきはPctで、年々上昇しており、
今年に至っては70%を超すパス成功率を
誇る精密機械です。
判断にも優れたプロタイプのQBと言える
存在で、上でゴフにも例えたように、
流行りのwest coast offense
ベストフィットするQBだと思います。

Tua Tagovailoaとの初めてのマッチアップ
2018 College Football Playoff National Championship
先述のようにメイフィールド率いるオクラホマを
打倒したジョージアは同じくクレムソンを打倒した
アラバマと決勝戦を迎えたのでした。

その前半については、Jalen Hurts率いる
アラバマ#Oを無得点に抑えます。
そして現ペイトリオッツのSony Michelの
ランを中心に攻めて、
13-0でBulldogsがリードしていました。
ここでアラバマの名HCセイバンは決断します。
フロムと同じくtrue freshmanのTua Tagovailoaを
ハーツに代えてQBに起用したのです!
全米一を決める決勝が正真正銘の一年生QB対決と
なった瞬間でした。

タゴバイロア登場の後半はモメンタムが一変して
攻め立てられるものの、後にチーフスに2巡で指名
されるMecole Hardmanへの80ヤードTDを決め、
さらに今度はジャイアンツに1巡で指名された
Deandre Bakerのインターセプトで一気に
ジョージア有利な大勢に。
しかし直後今年の1巡候補のRaekwon Davisに
インターセプトされてから状況は悪化し、
ずるずると同点まで持っていかれてタイムアップ。

迎えたオーバータイム。
ジョージアは不調なドライブでFGに終わります。
返す刀で攻めるアラバマ。しかしタゴバイロアが
サックを食らって"2nd and 26"
これまでかと思ったその瞬間、
game-winning 41-yard touchdown passが
決まったのでした。
このタゴバイロアのクラッチさ
たまらないですね!

こうしてJake Fromm vs Tua Tagovailoa
直接対決は延長の末、MVPにも輝いた
タゴバイロアの勝利として幕を閉じたのでした。


以上フロムについて紹介して来ました。
今はまだオレゴンのハーバードなどに
ランキングで負けていたりするフロムですが、
恐らくドラフト時にはNo.1かどうか
議論が起こっているのではないかなと。
そう感じさせる化け物QBです。
一番NFLにフィットしそうな選手ですし、
QBがニーズのチームはフロムに
行っておけば間違いないかと思います。

後編で紹介するタゴバイロアとともに、
今シーズンのカレッジフットボールを
盛り上げてくれることに期待して、
今回は筆を置きたいと思います。

次回タゴバイロア編へ続く...
鉄太郎でした



俺たちのMason Rudolph


PFFのweek4の予想が発表されました。
スティーラーズの勝利を全員が予想。
サースデイナイトですぐに大外ししてますから、
フラグにならなきゃいいけど笑

今回は未来のイケメンフランチャイズQB?
メイソン・ルドルフについて
紹介していきたいと思います。 

No.2 QB Mason Rudolph

るどるふ


 ~簡単な略歴~
・Born:July 17, 1995 (age 24)
     Rock Hill, South Carolina
・Height:6 ft 5 in (1.96 m)
・Weight:235 lb (107 kg)
・College:Oklahoma State
Draft:2018 Round3 Pick76
・Pittsburgh Steelers (2018-)
・Johnny Unitas Golden Arm Award (2017)

高校まで
ルドルフはサウスカロライナ州北部の都市
ロックヒルで生まれます。
ロックヒルは南北戦争時には南軍の要になった
都市で現在は繊維工業が盛んな町だったりします。
高校時代に10,000yardsに132TDなどという
無双っぷりを発揮したルドルフは、
Rivals.comからfour-starの評価を受けます。
そして強豪Oklahoma Stateへと進学するのでした。

大学時代
okurahom

Cowboysに加わったルドルフ。
freshmanシーズンは序列3番手でしたが、
前の2人のQBの怪我でいきなりお鉢が回ってきます。
その後は先発を一度も譲らずに、
seniorシーズンまで全試合先発QBを務めました。
カレッジで3年の先発経験があるというのは
ポジティブなポイントですよね。

カレッジでのスタッツはこちら
大学時代からピュアなポケットパサー
であることが窺える数字ですね。
YpaやTDs/Intあたりから中々の
ガンスリンガーであることも読み取れます。
そんな実績を引っさげてQB豊作年と評判の
2018年クラスの一員としてドラフトへと
エントリーしたのでした。

コンバイン&ドラフト
こんばいーん

コンバインの数字などドラフト時の情報はこちら
高身長のポケットパサーでロングを決められる
一方で正確さには少し波があり、
いわゆる一つのシステムQBじゃないの?
とか体格の割に意外と走れるじゃん!とか
でもボールもちすぎだよね?などなどで
人によって評価の分かれる選手でしたね。

メイフィールド、ダーノルド、ローゼン、
アレン、ジャクソンとフランチャイズQB候補が
盛りだくさんのドラフトにおいて大体2巡ぐらいで
呼ばれるだろうというのが事前の予想でした。
結果として上記5名のQBがすべて1巡で呼ばれた後の
6番目に呼ばれたQBとして3巡目でスティーラーズに
指名されたのでした。ビッグベンの後継者として
期待の指名ではなかったでしょうか。

プロ入り後
2 vs 5

スティーラーズにはビッグベンという
絶対的なQBがいますので、
まずは序列争いからスタートです。
相手はルドルフの1年前に指名された
No.5 ドブスでしたが、ルーキーシーズンは
結果を残せずドブスが2番手に。
1年目はサイドラインで勉強となりました。

迎えた2年目。プレシーズンでドブスを
圧倒して2番手の座を射止めます。
結果ドブスはジャガーズへとトレードされました。
ポケットパサーのルドルフと脚が自慢のドブス
との正反対のタイプによるポジションバトルは
ファンとして非常に楽しませてもらいましたね。
そうして開幕した2019年シーズンですが、
ビッグベンがまさかの肘の故障でシーズン全休...
必然的にルドルフがそのまま2019年の
スターターとなったのでした。

選手としての特徴
Strengths
・高身長を生かしたポケットパサーであること
・ポケット内で我慢してターゲットを探せること
・ディープへ臆せず正確なボールを投げられること
・いざという時は強引に走ってこじ開けられること

まさしく正統派のQBで優れたサイズと肩を
存分に生かしたスタイルはプロ向きです。
実はカレッジ時代17個もラッシングTDを
決めており、ここぞという時には走れたりもします。

Weakness
・フットワークが悪いこと
・投げるまでに時間を要すること
・サイドへのパスが苦手なこと
・ポケットから出ると厳しいこと

ドロップバックやポケットから出る動きなどは
まだまだぎこちないです。それもあってコールは
ショットガンばかりなのかなと思ったり。
後は斜めに投げるボールの精度が低いです。
ボールホークタイプのCBには要注意ですね。

メンタル面
かなり落ち着きのある選手です。
途中からリリーフしたweek2の
NFLデビュー戦では、ロックヒルで
高校時代対戦していたシーホークスのクラウニーに
ウインクを返していたりしました笑
謙虚で、変な鼻っ柱の強さはないタイプです。
リーダーシップも申し分なくキャラクター面で
問題は見当たらないかと思いますね。
強いて言うならNFLのQBとしては、
真面目過ぎるかもしれない笑
個性極まった面々が鎮座する、
ある種の魑魅魍魎の世界ですからね


以上今年のスティーラーズにとって
最も大きな関心事である、
QBメイソン・ルドルフについて紹介して来ました。
昨今のNFLでは若手QBに時間をあまり
与えてはくれませんから、2年目ながら
ルドルフにとっては'Prove-It' Yearとなりそうです。
巷では上手くいってベンガルズのダルトンクラス
などと揶揄されていますが、是非そんな声を
見返す活躍を期待するところです。
同期であるQB達も過酷な環境にあるローゼン以外は
着実にチームの屋台骨へと成長していますし、
彼らに続けとばかりにMason Rudolphという
名前を売り出していって欲しいものです。

その意味では0-3同士の対決ではありますが、
マンデーナイトの同地区対決である
week4のベンガルズ戦は格好の機会と言えます。
チームの初勝利とともに2018年QBクラスは
あいつらだけじゃないんだぜと殴り込みを
かけるような、そんな試合になったら嬉しいですね。

長くなりましたが、ビッグベンを継ぐ
フランチャイズQBがルドルフであることを祈って
今回は筆を置きたいと思います。
ben to rudlph

↑ こんな写真を将来良い思い出とともに
 振り返られたらなと。

頑張れメイソンルドルフ。
鉄太郎でした



ウチのGMは高順位がお好き


先日のこの記事書いていて、
何か他のチームから来た選手のドラフト順位
みんな高いなと思ったのが始まりでした... 

振り返るとコルバートが取ってきた選手は
大抵指名順位が高いんですよね。
伝統的に生え抜きを育ててチームビルディングを
してきたスティーラーズですから、
FA等で獲得する選手も伸びしろのある選手を
獲得しているのでしょうね。

ということで過去数年のFAやトレードで
獲得した選手を見てみましょう。
忘れている選手がいそうなので、
抜けている人いたら教えてください。

2019
・TE Nick Vannett
2016 Round3 Pick94
・FS Minkah Fitzpatrick
2018 Round1 Pick11
・ILB Mark Barron
2012 Round1 Pick7
・CB Steven Nelson
2015 Round3 Pick98
・WR Donte Moncrief
2014 Round3 Pick90

ニーズにとことんつぎ込んだ2019年は
ご覧の通り全て100位以内の選手。
29歳のバロン以外は26歳以下と
長期間での活躍を期待しての獲得も
多いのではないでしょうか。

2018
・WR Ryan Switzer
2017 Round4 Pick133
・ILB Jon Bostic
2013 Round2 Pick50
・SS Morgan Burnett
2010 Round3 Pick71

退団した選手の代役を獲得した2018年も
また高順位の選手達ですね。
一年前にドラフトされたスウィッツァー
を指名権のスワップで拾ってきたり、
バーネットをダイムで起用していたりと
化けることをやはり期待してたのでしょうね。

2017
・CB Joe Haden
2010 Round1 Pick7
・TE Vance McDonald
2013 Round2 Pick55
・RB Knile Davis
2013 Round3 Pick96
・WR Justin Hunter
2013 Round2 Pick34
・DE Tyson Alualu
2010 Round1 Pick10
・CB Coty Sensabaugh
2012 Round4 Pick115
・SS Daimion Stafford
2013 Round7 Pick248

結構な選手を入れ替えた2017年も
高順位の選手が多いです。
7巡から這い上がったスタフォードは
怪我でほぼ出られませんでした。
ヘイデンとマクドナルドの2人は
スティーラーズでもう一花咲かせていますね!


以上直近3年の他チームからの加入選手でした。
単純に高順位であるほどNFLで生き残りやすい
からこうなっているという見方もできますが、
スティーラーズの数少ないFAの成功例である
ILB James FarriorC Jeff Hartingsの獲得を
GMコルバートが成功体験として持っているから
という見方の方がやはり強いでしょう。

なんにしてもこうして獲得した選手達が
数年後スーパーボウルを掲げる姿がみたいものです。
上記の成功例の2人がいなければ、
二度の優勝もなかったでしょうしね。
特に民家さんには是非ファリアーのような
10年選手になってもらいたいですね!

ちなみにGMコルバートさんの半年間。
-Signs a CB (Steve Nelson) in free agency 
-Trades up for Devin Bush
-Trades for Minkah Fitzpatrick 
-Trades for TE Nick Vannett to bolster TE depth 

今までの静観方針とは一変して動き回っています。
やはり今年が最後の年なのかと思われ、
少し寂しい気持ちがする鉄太郎でした。



2023 Schedule
~Pre Season(3-0)~
Wk1 @TB 27-17
Wk2 BUF 27-15
Wk3 @ATL 24-0

~Regular Season(10-7)~
Wk1 SF 7-30
Wk2 CLE 26-22
Wk3 @LV 23-18
Wk4 @HOU 6-30
Wk5 BAL 17-10
Wk6 ・・・Bye Week・・・
Wk7 @LAR 24-17
Wk8 JAX 10-20
Wk9 TEN 20-16
Wk10 GB 23-19
Wk11 @CLE 10-13
Wk12 @CIN 16-10
Wk13 ARI 10-24
Wk14 NE 18-21
Wk15 @IND 13-30
Wk16 CIN 34-11
Wk17 @SEA 30-23
Wk18 @BAL 17-10

~Post Season~
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