Welcome Minkah Fitzpatrick !!


まさかまさかのトレードで民家さん獲得。

トレードの詳細も出ていることですし、

民家さんのトレードについて、

ファン目線であーだこーだと

書いていこうかなと思います。


トレード詳細

 MIA

Minkah Fitzpatrick

4th rounder in 2020

7th rounder in 2021

 PIT

1st rounder in 2020

5th rounder in 2020

6th rounder in 2021



対価について

20チームとも言われた争奪戦の結果、

やはり1巡は対価として必要でした。

ビックベンのシーズンアウトが

決まったため、2020ドラフトの順位

としては10番代が予想されます。

個人的にはQBを除いたポジションの

選手で1巡の対価に見合うのは、

All-Proの選手だけだと考えています。


民家さんはまだ22歳でその伸び代も

含まれての評価だと思いますが、

ルーキー契約中にAll-Proになれなければ、

トレードとしては失敗と言っても

差し支えないかなと。


残りの指名権のスワップについては、

スティーラーズが得をしています。

ドルフィンズの4巡は多分限りなく3巡に

近くなりますので。


選手を付けたトレードでやり繰りする

ことも事前には予想されていましたが、

あれだけドンドン放出しているチームには

ナンセンスな取引でしょうから、

難しかったかなと思います。


とにかくGMコルバートにとっては

ブッシュのトレードアップに続く、

珍しい博打ですので、

我々ファンとしては民家さんの

大活躍を期待するばかりですね。



○Minkah Fitzpatrickという選手


Minkah Fitzpatrick DB

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Born:November 17,1996 (age 22)

Height:6 ft 1 in (1.85 m)

Weight:202 lb (92 kg)


~簡単な略歴~

・College:Alabama

・Draft:2018 Round1 Pick11

・Miami Dolphins(2018–2019)

・Pittsburgh Steelers (2019-)

・2× CFP national champion(2015,2017)

・2× Consensus All-American(2016,2017)

・Chuck Bednarik Award(2017)

・Jim Thorpe Award(2017)

・2× First-team All-SEC(2016,2017)


ご覧ください。

この綺羅星のごとき経歴。

そう彼こそが数多のスターを

生み出してきたアラバマ大のDB最高傑作。

そう言われている選手です。


生まれも育ちもNew Jerseyの民家さんは

ハイスクールでも大活躍。

five-starの評価を受けてCrimson Tideの

仲間入りを果たします。

入学して即スターターとなり、

true freshmanで10試合の先発。

チームの全米制覇に貢献します。

sophomoreでは6つものintを稼いで

その名を全米に響かせます。

juniorでは少し数字は落としたものの、

エースとして君臨して、

2度目の全米制覇を成し遂げたのでした。


そして当然のごとく最短で

ドラフトにエントリー。

あるサイトではCBとして、

また別のサイトではSとして

プロスペクトランキング1位になるなど

バーサタイルなDBとして評判であり、

結果全体11位でドルフィンズに

指名されました。


ドルフィンズでは早々に先発となり、

ペイトリオッツ戦ではブレイディから

インターセプト。民家さんもう少し

早く来てくれりゃな…

結局1年目は80Tackles,9PD,2Int

という数字を残しています。


意気揚々と迎えた2年目でしたが、

チームは主要選手を放出祭りでTankモード。


代わったHCフローレスの下

キャンプで6ポジション

FS,SS,CB,Nickel,SLB,WLB

をたらい回しで関係悪化。

レイブンズ戦で大敗後

遂にトレード要求を出したのでした。


~選手としての特徴~

全てを兼ね備えたDB。

その一言に尽きるかもしれません。

バマ時代もドルフィンズ時代も

どの位置で出場しても結果を残しています。

その中でも彼の最適なポジションは

シングルハイないしニッケルではないでしょうか。

2016年はシングルハイとして

6つものインターセプトを奪っていますし、

ドルフィンズでは対TEグロンコウスキーの

最終兵器として見事にカバーしていました。

サイズとスピードを兼ね備えたDBは

やはり稀有な存在ではないでしょうか。

スティーラーズではほぼFSとして使われるはずです。

華麗なインターセプトを期待ですね!



○GMコルバートの思惑

コルバートの任期は現状今年までです。

2018年ドラフトで魅せたお隣のオジー
よろしく彼も集大成へ向けて今年のシーズンへ
挑んでいるのではないでしょうか。

これまでは動かざること山のごとしで、

とにかく粛々と指名した選手を育て上げての
チーム作りをしてきました。

これはオーナーであるルーニー家の伝統ですから、

2000年からスティーラーズに在籍する

コルバートにとっては当然の方針だったんでしょう。


しかし近年指名した上位の選手がバスト気味であること、

及び15年以上続いたビッグ・ベン時代が

そろそろ終焉を迎えそうなこと、

この2点を考慮して世代交代の年である今年、
思い切った行動に出ている気がします。


やはりスティーラーズは強い#D
ありきのチームだと思いますし、

ポジションは違えどハリソンとポラマルの

ようなチームを勝たせるスター選手の姿を

ブッシュと民家さんに見たのではと邪推する次第です。


目下話題のQBについては、

2020年に指名は考えられないことが

議論の出発点となりそうです。

理由は2つあります。


ビッグベンは2021年まで契約が

あるというのが1つ目のの理由です。

術後の経過によるものの、

キャップヒットと同額のデッドマネーを

発生させてチームのレジェンドを

カットするのは無いでしょう。

2つ目はルドルフの首脳陣からの評価の高さです。

素人目に見ても昨年から着実に

ステップアップが見られますし、

首脳陣の方針からして、

ルドルフにそれなりの時間は与えるでしょう。


ここまで考えてきた結果として、

今年一年試したルドルフの結果如何ではありますが、
来年2020年シーズンをビッグベン最後の
勝負のシーズンにするというのが
一番の思惑ではないでしょうか。

ABの21Mものデッドマネーが解消されますし、
民家さんのキャップヒットも何と2M弱ぽっきりです。


来年ビッグベンで最後の勝負をかけて

2021年ドラフト1巡でフランチャイズQBを指名するという構想。

今年ルドルフが覚醒して先発の座を

揺るぎないものとして新時代を築くという構想。


この2つを天秤にかける、

そんなシーズンに2019年はなりそうです。

民家さんはそのどちらの構想においても

次世代を担うキーマンとして必要な

スタープレイヤーとしてお呼びがかかった。

そんな一連の流れを妄想しながら

筆を置きたいと思います。


以上、長々と垂れ流した鉄太郎でした